カニカマ

悪い流行が我が家にも伝染してしまい恵方巻きが今晩の夕食に。
オカン手作りの太巻きの具に「カニカマ」が入ってる事に愕然とする。
カニカマには良い想い出がないのだ。


幼稚園の頃、弁当にコイツが入っていた事があるのですが
私はコイツが物凄く嫌いだった。
舌に触れた時の魚臭さ・噛んだ時に出るエキス・共に不味い。
まさか24〜5年ぶりにコイツを食べるとは思わなかった。


「嫌いな物は残す」
今はそれでいいだろうが当時の教育だとNGだ。
「指で鼻を摘まんででも食べなさい」と
幼稚園の先生に半強制的に喰わされたからだ。
「○○君!鼻をつまんで食べなさい!」とよく言われたもんだ。
(泣き叫べば許してくれたんだろうが、流石にそれはしなかった)
予め注文していた牛乳で無理矢理流し込んだりもした。
当然嫌いな食べ物のエキスと牛乳は相性が良い筈がなく
「吐き出すか、飲み込んで目に涙を浮かべるか」の2択だった。


吐き出せば「ゲロ吐いた」で苛められるのは明白だったし
「家の弁当を食べて泣く」のも不自然すぎる。
・・・あぁ、その時から我慢ってのをしていたんでしょうね。
牛乳+嫌な食べ物のエキスを当時の私は必死に飲み込んでいたんです。


子供の頃の舌ってのは敏感なんですね。
今書いてて、なんだか記憶が蘇えってきましたよ。
あの嫌な味わいが。
でも今日は淡い期待をしました。
「もう大人になったのだから、多少は美味く感じるのかも知れない!」


・・・でもやはりダメですね。
人間は幼児体験ってのは払拭出来ないイキモノなんだろう。
当時程ではなかったが、何とか喰い終える。
でも、鰯(イワシ)の丸焼きは美味かったなぁ。
カニカマの嫌な味を消すため、頭から骨ごと喜んで食べました。
イワシの脂の御蔭で今日のカニカマを切り抜けれた事に感謝したい。


ドーピング薬(清酒「無明」)を11時間分作って昨日はログアウト。