静かです

北国の夏は静かだ。
まず蝉の鳴き声が無い。
鳴かないのではない。
蝉自体が居ないのではないか、と思うほどだ。
実際は居るのでしょうが、見かけること自体が稀有。
生まれて11年目で初めて蝉を捕まえた、と言うより
足元に飛んできたのを拾ったくらいだ。
(彼は相当弱ってたらしく、その日の内に昇天しました)


なので北海道の夏は静かです。
名古屋の朝から晩まで続いていた蝉の鳴き声が懐かしいです。
まあ都会には北国とは違って別な生き物もいるので
何でも新鮮に見えましたね。
夜に大学近くの街路灯の付近をグルグル飛んでる生き物。
最初なんだか分からなかったんです。
デカイ蛾かと思ってたんですが先輩に聞けば
「あぁ、あれコウモリだよ」との事。
田舎者には害虫・害獣(?)も珍しく見えるのです。


私はそれ以来こう思った。
「都会こそ野生の動物王国である」