良い施設とは

私は介護士の資格は無いがこう言える。
「呆けて可哀想だし、残りの人生は楽しく過ごさせてやりたい」
のが社会的に言う「介護」の一つの建前であろう。


以前書いたが
「脳を生き返らせる」で頭を使う事による介護方法等により
人並みな生活を取り戻させよう、とする施設も最近は増えてきている。
私の祖母が言ってる施設も多分にそんな感じだ。
(祖母用のカレンダーには、施設に行く日には「学校」と書いてあるので)


確かに最近はある程度は改善してるようにも思える。
だが駄目な所は全く駄目だ。
「家人を理解出来てない」
「家族構成を分かってない」
等の大事な部分が欠如してる。
表面的に良くなってると思わせる介護方法は無駄だ。


施設に通ってもなお不可思議な行動を取って
問い詰めた時の返事の第一声がコレだった場合は
御気を付けになった方が良いでしょう。


「だって分からないんだもん」


これは要注意です。
先々週の話ですが
夕食に秋刀魚の塩焼きだったのですが
祖母はそのままかぶりついたんです。
「骨あるでしょ!何で骨を取らなかったの!?」と
母が問い詰めた時の言葉がソレだったんですね。


良い施設って何だろう。
出来る事や出来そうな事は自分でさせて頭を使わせる
ってのも、一つの「良い施設」の基準ではないかと思うのです。
毒々しい事を書きそうなんで続きは明日に。