投げちゃ駄目だ!

とんでもない記事が朝刊に掲載されていた。


「冷凍サンマを何処まで飛ばせるか大会」を
北海道釧路市が行うと言うのだ。
地域活性化と釧路産サンマのPRが目的だそうだ。
サンマの投げた飛距離で予選を行い
本選は「飛距離」と「芸術性」で争うそうだ。


・・・食べ物を投げて何が芸術だ。
あとで拾って洗って食べるそうだが
燃料高等・魚価は据え置き、の御時世において
どこの脳味噌からこんな企画が湧いたのだろうか。
なげる=捨てる は方便である。
北海道では「ゴミをなげる」(ゴミを捨てる)という言い回しをする箇所が多い。
食べ物を捨てる(なげる)に対して私には強い拒否感がある。
そのそも食べ物で遊ぶとは何事か。


この大会は十日に行われるそうだ。
こんなのに参加した人は「理性無き人間」と思われても仕方ないだろう。


先月、漁師達が全国的なデモを行った事について
企画者は何も思わなかったの?
釧路の人間=豊富に取れる資源で遊ぶ=食べ物を粗末に扱う
のレッテルを張られるよ?
それこそ観光PRにとってマイナスになるのでは?