名古屋価格

楽器を修理に出しました。
地元の販売店ではなく札幌まで足を運びました。
ネットで検索し、休業日ではない事を確認して工房に行きましたが・・・


さてタイトルにあるように「名古屋価格」だ。
2年前に楽器を調整に出した際に
「完全に直すには¥12万かかります」と言われた。
これは静岡・浜松にあるYAMAHAの工房からの返答だ。
地元の楽器屋*1では「ここでは直せないので(浜松の)工房に送りました」と言われ*2
後日「修理費には¥12万円かかりますが」と小樽の楽器屋づてに伝えられ驚愕。


私:¥12万なんて払えないです
楽器屋:じゃあ部分直しで¥4万だそうです、嫌なら(楽器を浜松に送った)送料を払って下さい


これが2年前の出来事だった。


残念ながらその楽器屋とは今日まで疎遠状態だ。
修理も出来ない楽器販売店なぞ存在価値も無い。
仮に修理に出して何か不具合があれば、また余計に日にちがかさむ事になる。
辛酸はこれ以上嘗めたくはない、よって札幌まで足を運ぶ事に。


検索して探した修理工房のHPには
「予め電話を入れてくれ」と書いてあったが結構無愛想だった。
正直、無愛想すぎて心配になったほどだ。
札幌駅から徒歩35分、工房へ到着し色々と話してみた結果その職人の第一印象は
「気弱で暗そうな優男だが、仕事はしっかりやりそう」な雰囲気だったので御願いする事に。


さてタイトルの「名古屋価格」だ。
2年前に小樽の出来損ないの楽器屋に出して
「¥12万」だったが、今日貰った見積書は「ジャスト¥8万」だ。
勿論、安ければ良いという世界ではないと思うが
「う〜ん、¥8万くらいですけどいいですか?」と言われた時に
私は職人に疑問をぶつけて長時間の談話となった。


私:2年前、*3静岡の工房に送った時に¥12万って言われたんですよ
職人:取りすぎですね・・・、私も出来る事ならそれでも良いんですが、良い商売してますね・・・


みたいに、色々とディープ&ダークな話を含めたトークを40分程話を楽しんできました。
今日分かった。
名古屋はインフレなんだ。
コレは格差社会が生んだ弊害か?
笛のオーバーホールで¥10万↑は職人曰く「取り過ぎ」だそうです。


札幌みたいに碁盤目の街作りは一歩道を間違うと心理的に迷いやすいね。
歩き慣れたら何でもないでしょうけど
今日はマップ無しで歩いた結果「元祖ラーメン横丁」すら発見できなかった*4
「新ラーメン横丁」は見つけたが、本当に札幌の観光はやっていけるの?と思った。
(地図があればそれとなく行ってしまうので、今日は何も調べずに歩いてみた)


午後1時でしたが、札幌時計台には誰もいなかったよ?
札幌はいつまで殿様商売を続けるつもりなの?

*1:北海道・小樽です

*2:ここで修理を断ると何故か私が送料を払う事になる

*3:当然今の楽器の状態の方が2年前と比べればはるかに悪い

*4:歩いてても標識は一切無いです